スケーラブルな電流供給を実現する特許取得済みのPMIC技術により、
SoCの大きな負荷変動と放熱設計に容易に対応可能

2013年5月8日

The Analog and Digital CompanyTM”としてミックスド・シグナルICのソリューションを提供するIDT®(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は、本日、高度かつスケーラブルな分散型電源を構成可能な業界初の電源管理ソリューションを発表しました。マルチコア・プロセッサを使用する携帯型機器を主な用途とします。その大きな特徴は、特許取得済みの技術により、電源管理IC(PMIC)に変更を加えることなく、必要に応じて出力電流を増やすことのできる柔軟性を実現している点にあります。このソリューションを利用すれば、負荷変動の大きいSoC(System on Chip)用の電源に求められる要件を満足することが可能になります。また、プリント回路基板の配線や放熱に関する設計上の課題も容易に解決することができます。

IDT社の革新的な技術を適用したこの電源管理ソリューションは、メインのPMICが、通信用の信号線を介して、スケーラビリティを実現するための外付けの小型電源IC(以下、スケーラブル電源IC)を制御するというものです。従来のソリューションでは、用途ごとに異なるPMICが必要でした。それに対し、IDT社のスケーラブルなソリューションでは、電源についての要件がそれぞれ異なる多様なプロセッサ・プラットフォームに対し、再利用や最適化が可能な単一のPMICによって対応することができます。そのため、設計/開発にかかる時間とリスクを最小化することが可能になります。加えて、スケーラブル電源ICを分散配備できることから、POL(Point of Load)方式での電源制御や、プリント回路基板の配線設計、放熱設計の各課題に対して絶大な効果を得ることができます。このIDT社の革新的なアプローチは、タブレット端末や、フィーチャフォン、スマートフォン、電子書籍端末、ハイエンドのデジタルカメラといった最先端の携帯型機器や、クライアントSSD、セットトップ・ボックスなどに対する理想的なソリューションとなります。このソリューションに対応する最初の製品が、PMICの「IDTP9165」とスケーラブル電源ICの「IDTP91677」です。

IDT社でバイスプレジデント兼アナログ・アンド・パワー部門のゼネラルマネージャを務めるArman Naghavi(アーマン・ナガヴィ)は、「スケーラブルな電源供給を可能にする当社のアプローチは、変化の激しい民生向け携帯型機器の市場に向けて、これまでにない性能と柔軟性を提供します」と述べています。そのうえで、Naghaviは以下のように続けています。「携帯型機器用のプラットフォームを新たに設計する際、各システムが最適に動作するために必要な電力を正確に見積もるのは容易なことではありません。そのため、一般的にはPMICとして必要以上に性能の高いものを使用することになり、システム・コストの増加や、効率の低下、大型化などの問題が生じるという結果になります。それに対し、IDT社の柔軟な電源管理ソリューションを採用すれば、プロセッサ・プラットフォームに本当に必要な条件を満たすように設計を行うことができます。具体的には、1つのPMICだけに着目し、各システムの動作を最適化するよう出力電力を調整するだけで済みます。加えて、このような方式を採用することにより、発生する熱をプリント回路基板の全体に分散することが可能になります。このことは、極めて小型な今日の携帯型機器において大きな課題となっている放熱について、大きな効果をもたらします」。

PMIC IDTP9165は、5個の同期式降圧型DC/DCコンバータ、11個のLDO(低ドロップアウト)レギュレータ、1個のリアルタイム・クロック(RTC)回路、1個の10ビットA/Dコンバータ、複数のGPIO(汎用IO)、1系統の高速I2Cインタフェースを集積しています。このPMICによって制御されるのが、スケーラブル電源ICのIDTP9167です。設計者は、あたかもPMICが内蔵するものであるかのように、外付けのデバイスである最大8個のIDTP9167を制御することができます。個々のIDTP9167により、最大6Aまでのピーク電流を効率良く追加することが可能です。また、分散配備の構成をとることにより、熱がプリント回路基板全体に拡散するため、基板の配線設計や、多くの課題を伴うPMIC周辺の設計が容易になります。加えて、電力の付加に伴う過渡的な電流/電圧の変化はスケーラブル電源ICのごく近くに収まるので、EMI(電磁妨害)や誘導性の干渉を最小限に抑制することが可能です。

この革新的なソリューションにおける制御システムは、感度の高すぎるアナログ・フィードバック信号線やPWM(パルス幅変調)用の独立した信号線を使用しないIDT社独自の2線式インタフェースを活用して実現されています。この方式により、プリント回路基板上の配線の数を削減することができ、信号間の干渉を抑制することも可能になります。そのため、各用途における要求に応じて、スケーラブル電源ICの数を容易に増やすことができます。また、シグナル・インテグリティ(信号品質)の校正を自動的に行う機能により、近接配線や配線長に関する問題を回避しつつ、システムを最適化するために、PMICから分離して、スケーラブル電源ICを分散配備することが可能になります。

IDTP9165とIDTP9167の詳細については、当社営業部門または販売代理店にお問い合わせください。IDT社が提供するマルチチャネルのPMICソリューションについては、www.idt.com/go/PMICをご覧ください。

IDT社について

The Analog and Digital Company™ のIDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。製品はIDT Direct™からも購入できます。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.IDT.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeでもお調べいただけます。

IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。
 

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