基地局のA-D/D-Aコンバータに高品質のクロック信号を分配し、
優れたシステム性能とコスト効率を実現する低ノイズで構成可能な最新製品

2013年9月26日

“The Analog and Digital CompanyTM”としてミックスド・シグナルICのソリューションを提供するIDT®社(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は、本日、世界で初めてJESD204Bに対応する高速クロッキング機能を備えたクロック・ファンアウト・バッファ「IDT 8V79S690i」を発表しました。この低ノイズで構成/設定が可能(コンフィギュラブル)なクロック・バッファは、IDT社のJESD204B対応RF-PLLチップセットを補完するものです。GSM、W-CDMA、LTEの各基地局の無線ボードが搭載するデータ変換器(A-Dコンバータ、D-Aコンバータ)に対し、高品質のクロックとSYSREF(システム同期リファレンス)信号をコピーして分配します。最高のレベルのシステム性能とコスト効率を実現するこの最新デバイスによって、IDT社の無線インフラストラクチャ向けタイミング製品のポートフォリオはさらに拡充されたことになります。

IDT 8V79S690i
 は、位相遅延の設定が可能で、付加位相ノイズを低く抑えたJESD204B対応のクロック/SYSREF信号ファンアウト・バッファです。2チャンネルを備える製品であり、設計に対する最大限の柔軟性と最高の性能を提供します。614.4MHz、1228.8MHzの周波数をサポートし、JESD204Bに対応する最新世代の高速A/DコンバータとD/Aコンバータ(データ変換器)に対して高品質の同期クロックとSYSREF信号を分配します。その結果、基地局全体の信号品質が高まり、システムのビット誤り率(BER)が低減することでデータのスループットが向上します。また、信号経路のノイズが低減することによってフィルタを簡素化できるので、基地局の構築にかかるシステム・コストを抑えることが可能になります。クロック・バッファの8V79S690iとRF-PLLの「8V19N486i」、クロック・シンセサイザの「8V19N476i」で構成されるチップセットは、業界最高レベルの性能と完成度を備えたJESD204B対応のクロック・ソリューションとなります。

IDT社でバイス・プレジデント兼タイミング/同期製品部門のゼネラル・マネージャを務めるChristian Kermarrec(クリスチャン・ケーマレック)は、「今回発表したファンアウト・バッファを当社のRF-PLL、クロック・シンセサイザと組み合わせることで、当社の顧客に対して、最高レベルの性能を備えるJESD204B対応システムの構築に必要なソリューションを提供できるようになりました」と述べています。そのうえで、「8V79S690iでは、1228.8MHzにおける付加位相ジッターを20fs(RMS値)以下に抑えています。また、複数のクロック・ファンアウト・チャンネルを備えているほか、各SYSREF信号出力に対して位相遅延を設定することが可能です。この製品は、タイミング・ソリューションの世界的リーダーである当社に期待されるとおりの優れた性能と柔軟性を提供するものだと言えます。また、高性能のJESD204B対応データ変換器や、データ圧縮RFシグナル・チェーンRapidIO®など、当社の豊富な無線インフラストラクチャ・アプリケーション向け製品ポートフォリオに、この新たなクロック・バッファが加わったことで、当社はより広いタイミング市場向けに製品を提供できるようになりました」とコメントしています。

8V79S690iでは、SiGe(シリコンゲルマニウム)プロセス技術の採用によって低い追加位相ノイズと高い電源ノイズ除去性能を実現し、高い周波数のクロックとSYSREF信号の分配を可能にしました。2チャンネルを備えており、LVPECL/LVDSクロックについては1:10のファンアウト、LVDSのSYSREF信号については1:8のファンアウトを提供します。クロック出力は、無線ボードの同期の確立と、最適な性能を得るためのシステムの微調整を柔軟に行えるようにするために、振幅と位相遅延(101psステップ)の両方を設定/変更できるようになっています。さらに、パワーダウン制御の設定も可能なので、システム効率を向上させるための複雑な省電力処理も行えます

8V79S690iにより、無線ボードの設計に対して優れた性能と柔軟性が提供されます。加えて、従来、信号レベルの変換や調整に要していたコンポーネントの数を削減することも可能になります。

IDT 8V79S690iは外形寸法が10mm×10mmの72ピンVFQFPNパッケージで供給されます。IDT社のタイミング製品については、www.idt.com/go/clocks をご覧いただくか、または各地の販売代理店までお問い合わせください。

IDT社のクロック・タイミング・ソリューション
IDT社は、タイミング分野向け半導体製品の世界的リーダーです。その製品ポートフォリオは、この分野の競合企業と比べて10倍以上の規模を誇ります。それにより、事実上あらゆるアプリケーション・ニーズに応えられる特別な企業としての地位を得て、業界で最大の市場シェアを獲得しています。IDT社は、タイミング分野で唯一の“ワンストップ・ショップ”として、完全なシステム・ソリューションから単体のクロック生成用デバイスまで、多様な製品を提供しています。工場からの出荷時に設定可能なオプションや、カスタマイズ可能なクロック・ソリューションによって個々のお客様の要望に応えるとともに、競合企業との差別化を可能にするジッター性能や消費電力性能を備えた製品を提供します。各製品のサポートは、世界レベルの専門技術と責任感を併せ持つチームが担当します。IDT社は、その傘下にあるFox Electronics社の発振器シリーズ「XpressO®や、旧来の水晶発振器を急速に置き換えつつある革新的なMEMS発振器シリーズなど、周波数制御用の製品についてもポートフォリオを広げています。業界をリードするIDT社のタイミング製品ポートフォリオについては、www.idt.com/go/timingをご覧ください。

IDT社について
The Analog and Digital Company™ のIDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。製品はIDT Direct™からも購入できます。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.IDT.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeでもお調べいただけます。

IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

本プレスリリースに関するお問合せ先
日本アイ・ディー・ティー(IDT)合同会社
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-24-9 アイ・ケイ・ビルディング1F
マーケティング コミュニケーションズ 本田 真由美
TEL: 03-5740-3145 FAX: 03-5740-3103 
E-mail: mayumi.honda@idt.com

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