高性能の広帯域無線システムにおいて、プリント基板上の配線の数を削減可能に

2013年5月21日

“The Analog and Digital Company™”としてミックスド・シグナルICのソリューションを提供するIDT®(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:IDTI)は、本日、高速シリアル・インタフェース規格であるJESD204Bに対応した16ビットD/AコンバータDAC)「DAC165xQ」を発表しました。同インタフェースを備えた業界初のクワッド(4チャンネル)品であり、低消費電力であることを1つの特徴としています。この製品を使用することにより、マルチキャリア対応の広帯域無線アプリケーションにおいて、プリント回路基板の配線の数を削減することができます。

DAC165xQは、分解能が16ビット、変換速度が1.5Gsps(ギガサンプル/秒)、入力データ・レートが750Msps(メガサンプル/秒)のクワッドDACです。このような高い性能を実現していることから、さまざまな無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)用のプラットフォームで扱われる広帯域信号に対応可能です。また、信号レートが10Gbps(ギガビット/秒)のJESD204B 対応インタフェースを備えているため、システムの性能を高めることができます。加えて、インピーダンス整合をとった32系統の旧来型差動レーンを、最大8系統の高速差動レーンで置き換えることができ、プリント回路基板の配線設計や多層化設計を大幅に簡素化することが可能になります。85dBc(標準値)のスプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)、-162dBm/Hz(標準値)のノイズ・スペクトル密度(NSD)を達成しているので、優れた信号品質を実現することができ、MC-GSMを含むあらゆる無線規格に対応可能です。

IDT社のバイスプレジデント兼無線システム部門ゼネラルマネージャを務めるChristian Kermarrec(クリスチャン・ケーマレック)は、「当社が昨年発表した16ビットデュアルDACは、市場で高い評価を得ています。DAC165xQは、お客様からの要望に応えて、そのデュアルDACからクワッドDACへと仕様を拡張したものです」と述べています。そのうえでKermarrecは「DAC165xQは、業界をリードする当社の無線通信向けソリューションを構成する製品として開発されました。また、この製品によって、RF、データ圧縮、RapidIO®タイミングの各分野向けソリューションも強化され、当社はより包括的なシステム・ソリューションを提供できるようになりました。IDT社は、こうした高いレベルの機能、性能、集積化を実現可能な唯一のメーカーであり、BTSメーカーによるシステムの変革を強力に支援しています」とコメントしています。

DAC165xQは、IF(中間周波数)ミキサー用の2個のNCO(Numerically Controlled Oscillator:複素型数値制御発振器)、バイパス可能な低ノイズのPLL、各種RFミュート・モードを備えています。そのため、柔軟性の最大化やシステム・コストの最適化を図ることができます。また、MDS(Multi-Device Synchronization:マルチデバイス同期)を介するビーム・フォーミングに利用できるよう、高調波クロッキングと確定的レイテンシに対応した機能も内蔵しています。これにより、複数のDACからの出力ストリームをサンプル・レベルで同期させ、システム・レベルで位相コヒーレントな連携を実現することが可能になります。そのほかの用途としては、LTE(Long Term Evolution)/LTE-A/LTE-TDD(Time Division Duplex)/W-CDMA(Wideband CDMA)に対応する通信システムや、LMDS(Local Multipoint Distribution Service)/MMDS(Multichannel Multipoint Distribution Service)、ポイント・ツー・ポイントのマイクロ波バックホール、HD(高精細)ビデオ放送用の制作装置、ATE(自動試験装置)、DDS(Direct Digital Synthesizer:デジタル直接合成発振器)装置などが挙げられます。

DAC1658QDAC1653Qのパッケージは、外形寸法が10㎜×10㎜の72-pin HLAを採用しています。DAC1658Qはコモン・モード出力電圧が2.8V~3.0Vの製品です。一方のDAC1653Qはコモン・モード出力電圧が0.25V~0.5Vで、さまざまなI/Q変調器と容易に組み合わせることができます。なお、ピン互換性を持つデュアルDACも用意されています。IDT社のデータ・コンバータ製品については、www.idt.com/go/convertersをご覧ください。

IDT社について
The Analog and Digital Company™ のIDT 社(Integrated Device Technology, Inc.)は、顧客の用途に最適化したシステムレベルのソリューションを開発します。タイミング、シリアル・スイッチ、インタフェース、アナログやシステムに関する専門技術で市場のリーダーシップをとっています。これら技術を利用して、通信、コンピュータ、民生用電子機器の分野で、特定の用途に完全に最適化したミックスド・シグナル半導体のソリューションを提供しています。本社は、米国カリフォルニア州サンノゼ。世界中に設計、製造、販売の拠点があります。製品はIDT Direct™からも購入できます。IDT社の株式はNASDAQ Global Select Stock Market®市場で取引されています。証券コードは「IDTI」。IDTに関する詳しい情報はwww.IDT.comをご覧ください。FacebookLinkedInTwitterYouTubeでもお調べいただけます。

IDTおよびIDTのロゴは、Integrated Device Technology Inc.の商標または登録商標です。製品やサービスを特定するために使用されるその他のブランド名、製品名、マークは、各所有者の商標または登録商標の場合があります。

 

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