信号コンディショナ/リピータIC/インテグリティ製品

コンピュータやストレージ、通信の分野では、データの伝送速度が継続的に高まっています。それに伴い、シグナルインテグリティの問題が以前にも増して浮き彫りになってきています。IDTは、シグナルインテグリティを確保するための製品ポートフォリオとして、広く採用されている数GbpsのI/Oプロトコルに対応するシグナルコンディショニング用のデバイスを数多く提供しています。それらの製品を活用することにより、伝送距離が長い場合でも信号の品質を維持しつつ、基板レイアウトにおける制約を緩和できることから設計の簡素化を図ることが可能になります。

IDT社のシグナルコンディショナが提供するメリット

  • 長い配線を必要とするアプリケーションにおいて、ケーブル長を最大で10m以上、トレース長を65インチ以上にまで延長できます
  • 長いケーブル/トレースを使用できることから、システム設計の複雑さが緩和され、開発時間を短縮できます
  • ビット誤り率(BER)を低減できます

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シグナルインテグリティの課題

高速信号の品質は、トランスミッタ、レシーバ、チャンネルの特性が原因で、最終的にレシーバに到達するまでに、許容できないレベルにまで低下する場合があります。IDTの信号リピータ(シグナルコンディショナ)は、このような問題を解決するために特別に設計されています。具体的には、ケーブルやプリント基板のトレースにおける減衰とISI(Inter-symbol Interference)ジッターを補償し、ターゲットとなるレシーバにおけるジッターを最小化してアイの開きを最大化します。これは、送信信号を増幅するか、受信信号をイコライズするかによって行われます。チャンネル長が長かったり、ビアやコネクタによって不連続性が生じていたりするためにいずれか一方だけでは十分な効果が得られない場合には両方が適用されます。また、IDTのリタイマは、ランダムジッターを低減することによって信号の品質をさらに高めます。

IDTの信号リピータIC(シグナルコンディショナ)

信号リピータICで構成されるIDTのSIPファミリは、コンピュータ、ストレージ、通信の分野を対象とし、伝送速度が5GbpsのPCI Express®(PCIe) Gen2、USB 3.0、6GbpsのSAS/SATA、6.25GbpsのSerial RapidIO®2.1などの標準規格をサポートします。IDTのシグナルコンディショニング製品は、高度な受信イコライゼーションと送信ディエンファシスの機能に加えて診断機能も備えています。そのため、製品の設計を簡素化し、市場投入までの時間を短縮することが可能になります。また、プリント基板上のトレース、バックプレーンのトレース、外部デバイスに接続するケーブルを長い距離にわたって駆動でき、最適なシステム性能を確保することができます。加えて、IDTの信号リピータICは、LOS(Loss of Signal:信号消失)の検出機能や、個々のチャンネルのループバック診断機能、2:1のマルチプレクサ/デマルチプレクサ機能を搭載しています。さらに、I2C、制御ピン、またはEEPROMによって構成が可能な2/4/8系統の差動チャンネルをサポートするほか、消費電力を最小限に抑えるための省電力モードも用意されています。

IDTのシグナルコンディショニング用リタイマ

IDTのリタイマは、業界で初めてPCIe 3.0の仕様に完全に準拠するシグナルコンディショニング製品です。PCIeのAutomatic Link Equalization(自動リンクイコライゼーション)プロシージャに準拠しており、システム設計が容易になるとともに、PCIeに準拠するあらゆる拡張カードやホストバスアダプタを使用する際の信頼性を向上させることが可能です。シグナルコンディショナは、シグナルインテグリティを向上し、ケーブルやプリント基板のトレースの最大長を2倍以上に延長できるように設計されています。具体的には、ターゲットとなるデバイスに信号を送信する前に入力信号からのランダム・ジッターと確定的ジッターの両方を低減することが可能です。

IDTのリピータ/リタイマは、ブレードサーバー、エンタープライズ向けストレージ、通信システム、クラウドコンピューティングにおけるシグナルインテグリティの課題を解決するうえで最適な製品となっています。