アナログマルチプレクサ/デマルチプレクサ

IDTは電源電圧が3.3Vと5Vのアナログマルチプレクサ/デマルチプレクサICの製品ファミリを提供しています。各製品は、伝搬遅延やグラウンドバウンスノイズを増加させることなく高速スイッチングを実現します。多電源バス間の双方向インタフェースや、絶縁/保護が必要なアプリケーションに最適です。

IDTはマルチプレクサICとして、2:1の4チャンネル品、4:1の2チャンネル品、4:1の6チャンネル品を提供しています。高精細のビデオ信号のスイッチングや、オーディオ信号のスイッチング、通信におけるルーティングなどの用途に最適です。高性能で消費電力が少ないことから、電池で駆動する機器やリモート計装の用途に理想的な製品となっています。

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マルチプレクサ/デマルチプレクサについて
アナログマルチプレクサ(MUXやデータセレクタとも呼ばれます)は、多数の入力信号のうち1つを選択し、それを単一の出力/伝送線に接続するためのデバイスです。選択信号によって、マルチプレクサのどの入力をどの出力に接続するかを制御します。

マルチプレクサでは、スイッチの切り替えによって、複数の入力信号のうち1本を信号線に送り出します。これにより、必要な伝送線の本数を減らせるというメリットが生まれます。つまり、1本の信号線を複数の信号で共有できるということです。その逆の働きをするのがデマルチプレクサです。デマルチプレクサは、1つのノードに到達した信号を、複数の出力のうちいずれかに接続します。多くの場合、デマルチプレクサはマルチプレクサとは相補的な関係になるように伝送線の受信側に配置されます。それにより、単一のデータストリームを複数の信号パスに分配します。

マルチプレクサ/デマルチプレクサの主要なパラメータには、以下のようなものがあります。

  • オン抵抗:信号パス上のスイッチ(トランジスタ)がオンの状態にある場合の抵抗値。IDTのマルチプレクサ/デマルチプレクサの場合、オン抵抗は5Ωです。
  • 遷移時間:マルチプレクサ/デマルチプレクサが、ある入力値を受けて次の値に遷移するまでにかかる時間。IDTの製品の場合、遷移時間は6nsです。
  • 帯域幅(-3dBポイント):許容できるスイッチング周波数の範囲。IDTのマルチプレクサ/デマルチプレクサの帯域幅は最大830MHzで、高精細のビデオ信号のスイッチングや、オーディオ信号のスイッチング、通信におけるルーティングなどの用途に最適です。
  • クロストーク:1つのスイッチ/信号から次のスイッチ/信号に伝送されるノイズの量。IDTのマルチプレクサ/デマルチプレクサは、50kHzで最大-115dB、5MHzで最大-100dB、30MHzで最大-66dBという優れたクロストーク性能を実現しています。
  • オフアイソレーション:デバイス内のスイッチがオフしている際のスイッチの絶縁性。IDTのマルチプレクサ/デマルチプレクサは、50kHzで最大-90dB、5MHzで最大-60dB、30MHzで最大-50dBという優れたオフアイソレーション性能を実現しています。