アナログスイッチ

IDTの5V対応のバススイッチ製品ファミリは、伝搬遅延やグラウンドバウンスノイズを増加させることなく高速スイッチングを実現します。多電源バス間の双方向インタフェースや、絶縁/保護が必要なアプリケーションに最適です。

アナログスイッチについて
アナログスイッチは、バイラテラルスイッチとも呼ばれています。リレーに似た動作をする電子部品ですが、可動部分を持たない点がリレーとは大きく異なります。スイッチングを行うのは、基本的に2つのMOSFETです。一方にはnチャンネル、もう一方にはpチャンネルのMOSFETを使用します。アナログスイッチがオンになると、アナログ信号/デジタル信号を双方向で伝達できます。一方、オフになると、スイッチ端子が隔離された状態になります。IDTのアナログスイッチ製品は、複数のスイッチ(4、8、10個)を1つのパッケージに収めたIC製品として製造されています。

アナログスイッチの制御入力としては、正負の電源電圧の間でスイッチングするデジタル信号が使用されます。正電圧がかかればオンになり、負電圧がかかればオフになります(極性が逆の場合もあります)。

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スイッチングされる信号は、ICの正負電源電圧の範囲内にある必要があります。各電源電圧はpMOSとnMOSのボディ端子に供給されます。IDTのアナログスイッチは、制御信号と入出力信号の間の絶縁性に優れています。

アナログスイッチの重要なパラメータとしては、以下のようなものがあります。

  • オン抵抗: オンの状態にある場合の抵抗値。IDT社のアナログスイッチの場合、オン抵抗は5Ωです。
     
  • 帯域幅(-3dBポイント): 許容できるスイッチング周波数の範囲。IDT社のアナログスイッチの帯域幅は最大1.8GHzで、高精細のビデオ信号のスイッチングや、オーディオ信号のスイッチング、通信におけるルーティングの用途に最適です。
     
  • クロストーク: 1つのスイッチ/信号から次のスイッチ/信号に伝送されるノイズの量。IDT社のアナログスイッチは、50kHzで最大-122dB、5MHzで-80dB、30MHzで最大-65dBという優れたクロストーク性能を実現しています。
     
  • オフアイソレーション: アナログスイッチがオフしている際の絶縁性。IDTのアナログスイッチは、50kHzで最大-100dB、5MHzで-75dB、30MHzで-45dBという優れたオフアイソレーション性能を実現しています。

そのほかの重要な特性としては、双方向の信号フローを実現できること、TTL互換の制御入力に対応できること、静止電流が極めて少ないこと、ターンオン時間が非常に短いことが挙げられます。IDTは、SPST、クロスポイント、4PST、5PSTの製品を提供しています。