同期デュアルポートRAM

IDTはデュアルポートSRAM(DPRAM)の主要なサプライヤです。マルチポートSRAMに関する専門技術と高性能の回路技術を適用しているだけでなく、システム設計の豊富な経験を効果的に取り入れることで、同期/非同期、デュアルポート/4ポートのメモリ製品を実現しています。

IDTの同期DPRAMは、クロックに基づいてデータ/アドレス/制御用の入力や出力を行うメモリデバイスです。同期DPRAMでは、2つのバスから単一の静的なメモリ領域に同時にアクセスすることが可能です。両方のポートの動作は完全に同期がとられています。DPRAMにより、次のような効果が得られます。

  • より広い帯域幅を実現できる(最大でSRAMの2倍)
  • ほかの製品を使うよりも、開発する製品を市場に投入するまでの期間を短縮可能
  • 設計の複雑さを緩和できる

IDTのDPRAM製品は、バスの競合やシステムの待ち状態を回避するための複数の調停手法を採用することで、同時アクセス機能を実現しています。オンチップのハードウェアアービトレーション、セマフォトークンパッシング、ソフトウェアアービトレーションをサポートしており、アプリケーションに応じて最も効果的なDPRAMを選択することが可能です。

IDTのデュアルポートSRAMには、2.5V~5VのI/O電圧、RoHS 6/6に準拠するグリーンパッケージと標準パッケージ、民生用/産業用/軍事用というオプションがあります。またIDTは、高性能のデュアルポートSRAM製品のコスト削減にも絶えず取り組んでいます。今後もデュアルポートSRAMの主要プロバイダとして業界を牽引していきます。

Download: IDT Multi-Port Products Package and Ordering Information (PDF)
Download: Military and Aerospace Product Overview (PDF)
Download: Multi-port Memory Products Overview (PDF)
Download: IDT Specialty Memory Products Overview (PDF)

デュアルポートSRAM(DPRAM)について
デュアルポートSRAM(DPRAM)は、スタティックランダムアクセスメモリの一種です。特に、メモリ上の異なるアドレスに対して複数の同時リード/ライトをサポートします。その点が、同時に1つのアクセスしか実行できないシングルポートメモリとは異なります。この機能の最大のメリットは、優れた性能が得られることです。DPRAMの場合、各クロックサイクルにおいて、1つだけではなく、2つのメモリセルに対してリード/ライトが行えるからです。

トランジスタレベルのアーキテクチャで見た場合、シングルポートRAMの基本的なメモリセルは6個のトランジスタで構成されます。それに対し、デュアルポートSRAMの基本的なメモリセルには8個のトランジスタを使用します。そのため、一般的にはシングルポートRAMよりもダイのサイズは大きくなりますが、IDTのDPRAM製品の場合、最適化を施すことによって非常にコンパクトなパッケージで提供されています。

デュアルポートSRAMを選定する際に考慮すべき主要なパラメータには、以下に挙げるようなものがあります。

  • メモリ密度: DPRAMのメモリ部に格納されるデータのビット数。IDTは、36Mbまでのサイズの製品を提供しています。
     
  • バス幅: デュアルポートSRAMに対するリード/ライトに使用されるレーン数。IDTは、一般的に使われているあらゆる構成に対応しています。
     
  • I/O周波数: クロック信号の対応周波数。IDTのデュアルポートSRAM(DPRAM)製品は、最大200MHzまでの周波数をサポートします。
     
  • 出力形式: DPRAMからメモリデータを出力する形式。IDTは、フロースルーとパイプラインの両方のオプションを提供しています。
     
  • コア部の電源電圧: デュアルポートSRAMのコア部に電力を供給するための電源電圧。通常は、システム内に存在する電源レールによって値が決まります。
     
  • I/O部の電源電圧: データの入出力に使用するI/O部に供給する電源電圧。製品によって、コア部の電源電圧と共通のものと異なるものがあります。