電磁誘導方式のワイヤレス給電ソリューション:Qi

IDTは、電磁誘導方式のアプリケーション向けに、業界で最も集積度が高く先進的なPMA/Qiワイヤレス給電ソリューションを提供しています。電磁誘導(磁気誘導、直接誘導としても知られています)方式のソリューションでは、近くに設置された2つのコイルの間で電力を授受します。その際には、携帯電話機のプラスチック製カバーや木製のテーブル面といった素材によって電力が遮断される可能性があります。その一方で、この方式であれば、充電器の表面に機器をかざすだけで充電が行えるため、“充電ホットスポット”のユビキタス展開が容易に行えます。

Qi規格またはPMA規格…IDTは、デュアルモードに対応しています!

IDTは、2013年に、Qi規格とPMA規格の両方に対応するワイヤレス給電レシーバICを発表しました。このようなデュアル・モードのICは業界初であり、ワイヤレス給電(電磁誘導方式のワイヤレス充電)の市場で大きな注目を集める存在となりました。実際、この革新的なソリューションは、競合する伝送規格の間の技術的なギャップを埋めるものです。機器メーカーは、モバイル機器やアクセサリ製品において、単一の部品により両方の規格に対応できるようになります。

現在、IDTは、最新のPMA規格とQi規格に準拠したデュアルモードのソリューションを提供しています。効率の高い複数の機能が統合されており、実際のアプリケーションにおいて基板上の実装面積、部品点数、放熱を最小限に抑えることができます。この新たなワイヤレス給電レシーバは、プリント回路基板をベースとする独自仕様のコイルだけでなく、WPCとPMAで規定されたすべてのレシーバ用コイルをサポート可能な最大限の汎用性を備えています。

電磁誘導充電器に求められる小型のフォーム・ファクタ

小型のモバイル機器では、部品のフォーム・ファクタに対して厳しい要件が課せられます。そうした要件を満たせるよう、IDTは世界初となる1チップのワイヤレス給電トランスミッタICと、業界初となる1チップのマルチモード対応ワイヤレス給電レシーバICを発表しました。これらは、Qiに準拠し、高度な統合を実現したワイヤレス給電ソリューションです。ほかのソリューションと比較して、基板上の実装面積とBOMコストを大幅に低減できます。スマートフォン、タブレット端末、スリーブなどのアクセサリを含めた多様なアプリケーションに対して理想的なソリューションです。

IDTの製品の多くは、独自の動作モードに対応可能なスイッチング機能を備えています。それにより、IDTのトランスミッタと組み合わせた場合に、機能を追加し、安全性を高め、出力電力を増大させることができます。またIDTは、電磁誘導方式のワイヤレス充電に向けた製品を豊富に用意しているので、さまざまなコイルや電圧を使用する多様な構成に対応できます。

PMAとQi、両規格の策定に参画するIDT

電磁誘導方式のワイヤレス充電について、業界で最も広く採用されている規格は、WPCのQi規格とPMA規格の2つです。IDTはこれら2つの規格の策定に早い段階から参画しています。また、民生機器の分野でワイヤレス充電技術を普及させることを目指し、そのために必要なハードウェア(IC)を開発することで、電磁誘導方式のワイヤレス充電器の利用拡大に努めてきました。


WPC(Wireless Power Consortium)

IDTはWPCの正会員企業であり、ワイヤレス給電規格であるQi(チー)に準拠する製品を開発しています。Qiは非常に有用な規格であり、さまざまなアプリケーションに急速に普及しています。WPCとQiについての詳細は、こちらをクリックしてください。


PMA(Power Matters Alliance)

IDTはPMA(Power Matters Alliance)の会員企業でもあります。PMAは、充電パッドや充電スリーブなどの普及に向けた重要な基盤を有しており、業界をリードする小売業者とのパートナーシップを拡大しています。PMAについての詳細は、こちらをクリックしてください。

電磁誘導方式について
電磁誘導方式のワイヤレス給電技術を利用すれば、配線で接続することなく、電源(電磁誘導方式の充電器)から機器(電磁誘導方式の携帯型機器)に対して電気エネルギーを送出することができます。電磁誘導方式の充電器は、電磁結合の原則にのっとり、誘導コイルによって充電器の内部から交流電磁場を作り出します。一方、携帯型機器に組み込まれたコイルは、電磁場から電力を受け取ってそれを電流に変換し、電池の充電に使用するか、またはその機器の電源として使用します。この技術は、給電用の配線によって危険な状況が生まれたり、配線による接続が不可能であったり、配線で接続するのが単に不便であったりする状況で特に役立ちます。

電磁誘導方式の充電ステーションは、携帯電話機の周辺機器として最もよく知られていますが、家具や自動車、飛行機の座席などにも組み込まれています。電磁誘導方式は、その特徴から、医療分野の用途や全天候型の用途にも適しています。IDT社は、お客様との密な連携により、革新的かつ効率的で、安全かつコンパクトな電磁誘導方式の次世代充電機器を開発する際に必要となる中核的な製品を提供しています。

技術資料

タイトル 他の言語 タイプ フォーマット ファイルサイズ 日付
その他資料
IDT - The Leader in Wireless Power (日本語) English, 简体中文 Overview PDF 534 KB 7月 30, 2018