ファンアウトバッファ、分周器、マルチプレクサ

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IDTは、最大27出力のデバイスを含むクロックバッファ(ファンアウトバッファ)/クロック分周器/クロック用マルチプレクサの製品ポートフォリオを用意しています。出力形式としては、差動出力のLVPECL、LVDS、HCSL、CML、HSTLなどとシングルエンド出力のLVCMOSに対応します。差動出力は最高3.2GHz、シングルエンド出力は最高350MHzの周波数をサポートします。また、複数種の出力形式を混在させられるバッファ製品もあります。IDTのバッファ製品は1.2V~5Vの電源電圧をサポートし、民生用/産業用の温度範囲に対応しています。ファンアウトバッファとクロック分周器は汎用のクロックデバイスであり、さまざまなアプリケーションで使用できます。例えば、PC、民生用機器、産業用システムのほか、高い性能が要求されるネットワーク機器や通信システムなど、さまざまな分野におけるクロック/信号分配の用途に最適な製品群です。

Download:IDT Clock Distribution Overview (PDF | English, 日本語)
Download:Flexible Solutions for Fast Edge Rate and Low Phase Noise Requirements (PDF)

ファンアウトバッファ

ファンアウトバッファは、クロックツリーの構成要素の1つとして利用できるデバイスです。信号のバッファリングを行うほか、スキューを抑えつつ入力信号を複製(コピー)することができます。単一入力のクロックバッファを使用すれば、前段のドライバの負荷を軽減しつつ、効率的なクロック分配を実現するネットワークを構築することが可能です。単一出力のクロックバッファは、クロック形式の変換(例えば、LVCMOS入力からLVPECL出力への変換)に利用できます。また水晶発振器を集積しているタイプの製品の場合、外付け部品としては、低価格の基本波モードの水晶振動子を使用できます。内蔵発振器は、PHYデバイスのようなジッター感度の高いデバイスを駆動するために、非常に位相雑音の小さい基準クロックを供給します。IDTのファンアウトバッファ製品の中に適切な構成のバッファが見つからない場合には、IDTのクロック分周器やクロック用マルチプレクサもご検討ください。例えば、クロック分周器を1分周モードで使用するなど、適切なモードを選択することでファンアウトバッファとしても活用可能です。

クロック分周器

クロック分周器は、入力信号を分周したクロック信号を出力します。信号のバッファリングや信号の複製(複数の複製が可能)を行う目的で使うこともできます。クロック分周器は、1分周モードで使うとファンアウトバッファとして機能します。

IDTが提供する「8」シリーズのファンアウトバッファ/クロック分周器は、I/Oの仕様がシングルエンドの製品であっても、デバイスの内部では完全な差動構成を採用しています。そのため、コモンモードノイズが除去され、優れたジッター/出力スキュー性能が得られます。差動回路は定電流源をベースとしているので、シングルエンドのソリューションに比べてシステムの電源に混入する雑音が少なく、EMI(電磁干渉)規格への準拠が容易になります。

クロック用マルチプレクサ

クロック用マルチプレクサは、複数の入力のうち1つを選択して次段に出力するために使用します。IDTは、マルチプレクサとしての機能だけでなく、クロック分周器やファンアウトバッファの機能も備えた複数種のクロック用マルチプレクサを提供しています。それらを使用すれば、クロックツリーにおける部品の数を削減できるほか、多くのケースで性能を向上させることが可能になります。